飛んで!回って!またブログ

しんやの何かを綴るブログです

ナベシンの 早稲田でも もっと言わせろ!!

出演:ワタナベシンイチ・はるか



いやぁ、面白かった。ナベシンとはるかさんのコンビは良いね。はるかさんは『ヤマトナデシコ七変化』DVD発売記念イベント以来で2度目だったのですが、ここにきて、ようやくどういったキャラなのかということが解ってきました。やっぱり、かなりの人見知りで恥ずかしがりやなんですね。そんなはるかさんの魅力を引き出そうとするナベシンナベシンの魅力を引き出そうとするはるかさん。本当に良いコンビです。
まずは、予めネットで募集していた質問に答えるというものだったけど、質問の答えというよりは横道に入っていつの間にか質問の答えを言わずに、次へ・・・という感じだった。はるかさんが上手く道を修正していたけど。
「この業界に入ったきっかけは?」という質問に対しては、ナベシンがこの業界に入ったきっかけは、大学受験にも失敗していて(例え、大学に行って、何やるかということ考えてなかったとか)、何もやることないけど、とりあえず学生でいたかったらしく、その時代はアニメ系の専門学校は入りやすかった(?)らしいということと、絵を描くのが好きだったことと、小学生のときに描いていたパラパラ漫画のことを思い出し、特にアニメ好きでもないのに、専門学校に入ったからだとか。小学生のときはアニメは人並みに観ていたけど、中学・高校と全くアニメには興味が無く観てなかったとか。で、仕事をするようになったら、毎回毎回自分の仕事に文句をつけてくるやつがいて、そいつは誰だと思ったら、監督だったので、文句つけられるのが嫌ということと、負けず嫌いということもあり、監督を目指すようになったとか。で、監督になっても文句を言ってくるやつがいるらしく、そいつは誰だと思ったら、スポンサーやプロデューサーだったとか。何故、スポンサーやプロデューサーにならなかったのかということについては、スポンサーやプロデューサーは頭は使うけど、手を動かさないからで、ナベシンは頭も使いたいし手も動かしたいからならなかったとか。
はるかさんがこの業界で最初にした仕事は『わがまま☆フェアリーミルモでポン!ちゃあみんぐ』の第4話の脚本で、それを担当するきっかけが、元々は演劇専門の高校で勉強をして、卒業後は舞台やミュージカルの脚本を書いていて、はるかさんが脚本を担当していた舞台をアニメ業界の方が観に来ていて、その縁で仲良くなり・・・みたいなこと言ったら、ナベシンがもっと深くとツッコミを入れると、もっと深く喋ってくれました。その仲良くなった方とは一時期、疎遠になっていて、久しぶりに連絡が来たと思ったら、いきなり電話越しに泣き付かれたとか。その泣きついた理由は、この場ではとても言えない事情らしい(関係者逃亡?)。ナベシンとの出会いは、その脚本を書いてから、しばらく経ち、会議室かどこかに、はるかさんが呼ばれて行ったら、そこにナベシンがいたとか。
お二方が、子供の頃に「まぁ・・・。」と思ったアニメはナベシンが『キューティーハニー』で、はるかさんが『宇宙戦艦ヤマト』で、ナベシンはあの時間帯で裸になったことに対して「まぁ・・・。」と思ったらしく、はるかさんにツッコまれると、「観たくて観たんじゃなくて、観てくれって感じだったから観たんだよ(笑)テレビで流すってことは俺に観て欲しいってことだろ。」とトンでもない返しをしたり。はるかさんは、あの大きい戦艦の中に女性が森雪一人で色々と大変だったんだろうなぁという下ネタ。艦長の女だったから、皆手を出せなかったということでまとめていて笑った。
ナベシンの服装についての質問では、単純にジャケット+ネクタイ+シャツの組み合わせが好きということと、赤という色が好きで、赤に合うのは青と黄色だろということと目立つということもあり、特にルパンを意識したものでは無いらしい。
「歌や踊りが多いが、何かにインスパイアされているのか?」という質問に対しては、『おろしたてミュージカル 練馬大根ブラザーズ』に関しては、まんま『ブルース・ブラザース』をアニメでやりたかったというコンセプトがあったとか。この番組で、ナベシンとはるかさんが初共演ということで、はるかさんがテクニシャンという表記だった理由が語られ、あの作品のミュージカル部分の踊りは殆どはるかさんが担当しているという話をしてから、スクリーンでその一部を流し観ることに・・・ヒデキが某大手金融でお金を借りるシーン。これを観てから、ナベシンが某武○士の踊りを参考にしたくて、間近で観られないものかと思っていたら、踊れる人がいて、それがはるかさんだったとか。それを踏まえて、はるかさんに「踊って」と言い客を煽るナベシンに対して、恥ずかしがるはるかさんが可愛かった(笑) アニメと同じ動きは出来ないと言いつつも、映像を流したら、軽く形だけやってくれたり。あとは、シリーズ構成の浦○○雄さんがナベシンのことを「ナベシンほどいい加減なやつはいない。」と言っていたことに対し、お二方揃って「浦沢さんほどいい加減なやつもいない。」と言っていて笑った。で、はるかさんのこの作品での本当の仕事は浦○さんの書いた脚本の○き○しで、いつも浦○さんと皆で脚本会議を軽くやって、浦○さんが帰った後に本当の脚本会議がスタートしていたんだとか。一回だけ、帰ったはずの浦○さんが戻ってきて、皆で大慌てで“本当の脚本”を隠したこともあり、そのときのアシスタントプロデューサーは皆からめちゃくちゃ怒られたんだとか。そのアシスタントプロデューサーはパンダ役だったという裏話も。とりあえず、浦○さんには最後までバレることもなく、打ち上げ会場でも、浦○さんが別の関係者の方々に、はるかさんをダンサーとして紹介していたんだけど、後からスタッフがその関係者の方々に訂正して回ったとか(笑) はるかさんは、一回だけ浦○さんに「何で、ダンサーなのに脚本会議に参加してるの?」と訊かれたときが一番困ったとか。ちなみに、この作品の企画書を最初にナベシンに見せられたときのはるかさんのぶっちゃけた感想は「つまらない。」だったらしい(笑)
「キャスティングには何か拘りがあるのか?(こんな感じの質問)」という質問に対しては、『おろしたてミュージカル 練馬大根ブラザーズ』に関しては、最初から森久保祥太郎さんをキャスティングすることは決定していて、森久保さんにどのキャラをやってもらうかというところからスタートしたとか。元々、イチローは明るいキャラでコンビニの店長だったんだけど、ヒデキと被るからということで、はるかさんが変えたんだとか。ちなみに、ナベシン曰くキャラの名前以外は全て変えてしまったとか。
「大人の事情などを抜きにして、どんなアニメを作ってみたいですか?」という質問に対しては、ナベシン曰く、「そういう大人の事情があるから色々と抜け道を探して、あれがダメなら、これはいい?という感じで面白いものが作れる。だから、大人の事情が無かったら、面白いものは作れない。ボーダーラインがあったら、それを超えようとするじゃない。」というようなことを言い、はるかさんもそれに呼応していたりして、物凄くお二方のクリエイター魂を観れたような気がして良かった。
ナベシンが自身の作品に出演するようになったきっかけは?(こんな感じの質問)」という質問に対しては、ナベシンが最初に出演したのは『こどものおもちゃ』で、大地丙太郎監督自身も良く出演していたらしく、その流れで誘われてやってみたら楽しかったのが、きっかけとか。ここで、『エクセル・サーガ』の1シーンを観ることに・・・ナベシンメーテルっぽい人と自衛隊の絡みのシーン(ナベシンがアフロからマシンガンを出すシーンまで)を流して、「『エクセル・サーガ』を知らない人に、この部分だけ観せても分からないでしょ。主役も出てないのに(笑)」と言っていて笑った。まぁ、エクセル・ガールズのシーンとか出されても、もっと分からないだろうとか思ったり思わなかったり。
「少女漫画作品を手がけたことについて(なんか、こんな感じの質問で、はるかさんに「“〜について”で終わってるんだけど」とツッコまれていたり。)」という質問に関しては、まずは『ヤマトナデシコ七変化』のOPを観ることに・・・観終わってからは、この作品は少女漫画原作ということもあったので、女性スタッフに気を使ったということと、女性の気持ちが解らないから、一応(笑)女性のはるかさんに声をかけてアイディアを貰ったら、はるかさんは骨とかドクロ的なアングラ系が好きで、それをOPに反映したら少女漫画には思えなくなってしまったとか(OPのラストカットで、スナコがドクロでお手玉しているのを、ひろしたちが見守っているところとか)。はるかさん曰く、「女性でも、必ず乙女回路を持ってるとは限らない」という名言も出たり、ゴスロリも大好きなので、アニメでは、ゴスロリシスターズを贔屓にした等の話が聴けたり。
質問コーナーが終わると、次は会場にいる方々から色々と意見を募って、その意見を元に監督と脚本家がいるので、この場でアニメの企画を作ってしまおうというもの。ナベシンとはるかさんが量産型エヴァンゲリオンの頭と諸刃の剣(コスプレ道具)を持ってきていた人たちを見つけて、その人たちを弄りながら、頭が鳥にしか見えないということで、十姉妹という名前をつけて、“刃物を持った十姉妹”というタイトルが決定したり、目があった女性に話を振り、何も喋れない女性にナベシンが「この後の予定は?」と訊き、女性が「特に予定は無いです。」と答えると、「じゃあ、“予定の無い女性”だ。」と言い、そのまま“予定のない女性”が登場人物になったり、ナベシンがアフロボとして登場したり、時間が無い中で、はるかさんがまとめて、「これを東映に持っていって、実写化したら面白いかも(笑)」と言ったり、お二方共にこの“刃物を持った十姉妹”という名前が気に入ったらしく、もしかしたら次回作に名前だけでも使われるかもしれないことを示唆したり。
ここらへんで、時間ということで最後にナベシンとはるかさんからの挨拶があり終了。ナベシンからは「アメリカでもイベントやったけど、アメリカの人たちは、みんな元気があって良かった。みんなが盛り上げてくれると、ステージにいる人たちも盛り上がるから。」と、会場の積極性の無さを指摘。私も企画コーナーでは、ネタがあったにも関わらずに、手を挙げずに観ていたので、やっぱり手を挙げておくべきだったなぁと、少し後悔しつつ終了。
あと、『おろしたてミュージカル 練馬大根ブラザーズ』は、色々とテレビ局の方に怒られたり、局の担当の方が胃を壊すようなこともあったらしいです。特に、某有名占い師の回や韓流パチンコの回で。企画というか、ネタを上げていく段階のときには、もっと凄いネタもあったとか。ITベンチャー会社社長以外でね。ちなみに、作中で歌った楽曲の仮歌は全てナベシンが歌っていて、はるかさんが見本として踊っているビデオではスパイダーマンやショッカーのマスクを被っているとか。
最後に、はるかさんがナベシンの良いところを言っていたんだけど、なんて言っていたか忘れたー!



どうでもいいことですが、本来なら早稲田に来るのは、ナベシンでは無く、押井守だったらしいけど、断られたから、ナベシンになったんだって。ナベシンも言っていたけど、こういうことは言わなきゃいいのにね。出演者のテンション落とすだけなんだから。でも、ナベシンなら笑いに昇華してくれると思ったのかな。ぶっちゃけ、押井守だったら早稲田には行ってないけどね。ナベシンだからこそ、行ったんだから。




何度も書いてますが、行けて良かったです。ナベシン好きには堪らない時間でした。とても貴重な話や面白い話なども聴けましたしね。本来なら、休憩10分入れての計1時間30分の講演だったのですが、ナベシンやはるかさんやスタッフさんたちのご厚意により(?)、休憩前の第1部終了間際に、休憩5分入れての計2時間の講演に急遽変更ということで嬉しかったです。
今回のイベントは、家を出る30分前に行くことを決めて、念のためにと思い、急いでハヤテを観て出掛けました。昨日とは違うキャンパスだったので、大丈夫かなぁと思いながら、大久保キャンパスに着いた時点で13時3分ほど経っていて走りましたが・・・57号館が見つからない! 近くにあった受付に駆け込み、早稲田の学生方に訊いて、地図を見せながら教えてくれたのですが、ここは方向音痴の私であります。理解できずに一瞬ポカーンとなり、あわあわし始めたら、その状況を汲み取ってくれたのでしょう。57号館まで一直線というところまで急いで連れて行ってくれました。お礼を言いつつ、57号館の会場となる教室に到着し、受付に行くと、今から始まるところですとのこと。この時点で13時を5〜7分ほどオーバーしていたので、押してくれてありがとうと思いながら、トイレもすぐ近くにあったのでトイレに行き、万全の状態で会場の中に入ったら、挨拶をしてるところでした。早稲田の道案内をしてくれた女性の方には感謝してもしきれません。このブログを読むことは無いと思いますが、この場を借りて、本当にありがとうございました。


今回の感想は、順番が違う部分があったり、抜けている部分があったり、日本語的におかしい部分などがありますが、これは半仕様みたいなものです。あえて、直しません。浦○さんのところは「書くなって言っても、書くんだろ?」ってことだったんで書いたんですが、マズそうだったら、どなたかコメントでお知らせくださいませ。関連用語も全てオール伏字に変えますので。・・・それでは、詳しいレポなどをお求めの方は他所様へ、GO!
では、参加された方々、早稲田大学アニメ声優会のスタッフさん、ワタナベシンイチさん、はるかさん、本当にお疲れ様でした。