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実践女子大学学園祭 公開講座

ゲスト:伊福部崇

かなり真面目な話が聴けて満足でしたね。本当にタメになる話が聴けたりしたので。
行って良かったと思いました。
では、記憶が曖昧になってますが、感想を。


開演時間になり、伊福部さんが出てきたら、あまり人が集まっていないことにビックリして、つい人数を数え始めたり。
講座の形式的には、大画面に映し出された質問を伊福部さんが答えていくという流れ。
やり取り的には、某ソルティレイディオとか某ウィッチブレイディオの公録等で行われていた画面での会話のやり取りと同じ。違うのは、伊福部さんが答える側だったことですかね。学生さん(?)がPCを操作していたのですが、なかなかのセンスの持ち主で笑ってしまいました。
外で動いてるミニSLの蒸気音が聴こえてきたとき、たまたま次の質問に移るときだったので、伊福部さんがこの音が鳴ったら次の質問に行こうという流れを作ったり。
大画面での質問内容は「構成作家になったきっかけは?」「構成作家をやってきて、良かった事、苦労した事は?」「今までやってきて、一番印象に残ってる番組・人物は?」「構成作家として、心掛けてる事は?」「これから構成作家になろうとしている方に一言」などなど。
構成作家になったきっかけは?」という質問には、『伊集院光深夜の馬鹿力構成作家渡辺雅史さんの仕事が台本書いて放送中に笑ってるだけで、お金が貰えるということを知って興味を持ったのだとか。それで、1浪して入った某大阪の大学のマスコミ研究会に入り、当時4回生でお笑い芸人だった鷲崎さんに、構成作家になりたいんだったらってことでザ・ニュースに入りなよと勧められたのだとか。ザ・ニュースに入ってからは、構成作家の仕事ではなく、お笑いの舞台の片付けや設置などの仕事を何故かやらされていたのだとか。そして、ザ・ニュースが東京に進出するということで、作家になりたかったら大学を辞めろと言われたので、辞めて東京に来たのだとか。
構成作家をやってきて良かった事、苦労した事は?」という質問には、苦労した事は特には無いけど、某大型掲示板などに、伊福部の番組はつまらないとか、伊福部の笑い声が耳障りだとか、伊福部の喋りがウザいとか書かれることが苦労だとか。伊福部の番組って書かれてるけど、一人で作ってる物じゃないから、伊福部の番組って書かれるのは困る的な。あと、何故喋るのかについては、パーソナリティが困ったりしたときの合いの手みたいなものだったり、パーソナリティから意見を求められたりしたときに字で書いたりすると、その間にタイムラグがあったりするし、直接声に出したほうが時間の無駄にもならないから喋ってるということも言ってました。
「今までやってきて、一番印象に残ってる番組・人物は?」という質問には、フジテレビで放送していた『快進撃TVうたえモン』での企画の“水木一郎1000曲ライブ”の構成をしたことが印象に残っているとか。かなりシビアな構成だったらしく、寸前で曲の順番が入れ替わったりとかして、大変だったとか。当日に伊福部さんもMCのようなことをやることになって、伊福部さんは曲数を稼ぐコーナーのMC担当で構成予定では午前0時に始まる予定だったのが、結局午前4時頃まで押して始まったのだとか。ラスト1時間をテレビ生中継するのに、ライブ開始1時間ほどで2時間くらい押していて、スタッフ間では「もう終わりだ」という雰囲気に陥っていたのだとか。でも、伊福部さんのコーナーでの伊福部さんの頑張りにより、2時間くらい押していたのを、逆に1時間くらいの余裕を作ることに成功して、コーナーを終えて裏に戻ったときには、スタッフが全員スタンディングオベーションで出迎えてくれたのだとか。あとは、水木一郎さんの弾き語りコーナーのときに楽譜にバッタが止まって、水木さんもそれに上機嫌になって歌っていたらしく、演奏してる曲が終わったので、弟子の方(?)が次の曲の楽譜を捲ったら、バッタが地面に落ちてしまったらしく、直後に水木さんが「俺のバッタちゃんがぁぁぁっ!!」と何故かキレたらしく、その光景に伊福部さんは大爆笑したのだとか。
どの場面で言っていたのか忘れましたが、ハガキを書くことが番組に対しての貢献であり、どれだけハガキを書いたかによってその番組に対する思い入れも違ってくるっていうのは、伊福部さんだからこその説得力だったなぁと。
あと、伊福部さんは勉強よりもテレビを観たりラジオを聴いていたりしたのが、今の自分にとって良かった事だとも言ってましたね。ただ、勉強を全くしないほうがいいとは思っていなくて、むしろ勉強を雑学として知っていたほうが、色々と話ができたり、ツッコミができたりするのに便利だとも言ってました。
最後にお客さんから質問コーナーがあり、3回ほど答えたりして、最後の質問が「構成作家になるには、事務所に履歴書を送ったりするんですか?」的な感じで、伊福部さんからは、履歴書をいきなり持ってこられても作家(自称)にはなれるけどね、と前置きした上でハガキ職人上がりが構成作家に多いのは何故かということについて、ハガキ職人はハガキを番組に送ってくるので毎週読んでると、その人の人隣や面白いセンスがあるなって分かってくるから、サブで使ってみようかなって思ったりするという感じのことを言い、専門に行ったからといって、必ずなれるものでもないから、何よりコネクション作りが大切ということを言ってましたね。
最後、間が出来たときに、伊福部さんが「実践でしょでしょ?はどうでしたか?」みたいなことを言ったり、「体調は凄く良いよ」とか、今話題の声優系の時事ネタを取り入れたりしてのギリギリトークで笑いを取ったりしたりしていて、大爆笑してしまいましたよ。
最後に、学生の方から伊福部さんに花束贈呈があり終了。