飛んで!回って!またブログ

しんやの何かを綴るブログです

異種格闘技戦プロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ 内藤大助vs亀田大毅

戦前の勝敗予想は、内藤が5倍近くの差をつけてリードしていたけど、これはもう勝敗予想じゃなくて、勝ってほしいっていう期待だよね。まぁ、勝敗予想なんて総じてそういうものだと思うけど。
場内も常に内藤コールというか、9割方が内藤コールというのが、全てを物語っていたよね。


亀田が内藤に投げを決めた後にガッツポーズ・・・終わってんな。会場大ブーイングには笑ったけど。
5R辺りからのリング内では、内藤が自分の太ももを叩きながら抗議する場面が何度かあったが、何かあったんだろうか。去年の年末の桜庭vs秋山戦みたいで気分悪かった。もしかして、突進+頭突きかな? だとしたら、内藤がキレて、倒れてる亀田を殴る気持ちも分からなくも無い。
12Rの亀田の3連続投げ(スパインバスター、エクスプロイダー式無双、DDTからのヘッドロック)の後に、セコンドから更に「投げろ!投げろ!」って声が聴こえてきてドン引きしたんだけど。あれか? もう勝ちが見えなくなったから、反則負けにして有耶無耶にでもしようとしたのか?
ふざけんなよ。まぁ、今回は判定だったから、いちゃもんつける可能性大だけどさ。
あと、実況は元より、解説の鬼塚勝也赤井英和が亀田贔屓だったことに萎えた。特に、赤井さんはけっこう好きだったからショック。元プロボクサーの解説という立場なんだからさ、公平にモノが言えないとダメだろ。最後に、実況が赤井さんに振ったときに不自然に赤井さんの声だけ無かったのは、コメントがあまりにも内藤を批判していたから消されたのか? 解説陣のコメントが一回りしてから、もう一度赤井さんに回ってきたときは一言だけ亀田のフォローして終わったけど。
今回は内藤の巧さが光った一戦だった。やっぱり、巧いわ。
12R終了のゴングが鳴った後の観客の「切腹切腹!」コールも上手いと思ったけど。
実況曰く、亀田のプレッシャーはK-1のコヒが目下に対して行うソレと大して変わらなかったな。


にしても、内藤のインタビューは素晴らしいな。相手を称えつつも、事実を付けつけ、観客の期待に応える。
国民の期待に応えられたかは分からないが・・・少なくとも、自分の期待には応えてくれた。そして、会場内の9割の格闘技ファンの期待にも応えてくれた。物凄く嬉しいわ。
これ、会場にいたら、もうテンション上がりまくって、内藤コール止まらなかっただろうなぁ。テレビの前でも、内藤のパンチがクリーンヒットする度に、腕を振りまくっていたからね。
ここまで、一体になれる試合っていうのは、あまり無いよね。
格闘技を愛する者の一人として、内藤には格闘技を守ってくれてありがとうと言いたい。




どうでもいいけど、リングアナというか、選手の呼び込みが『グラップラー刃牙』の範馬勇次郎だったんだけど・・・何で、アニメキャラが?
その演出もちょっとシュールで笑ってしまったが。
何がシュールって・・・オーガが「この範馬勇次郎が唯一認めた男!!」と言って、亀田を紹介したことだよね。たぶん、“地上最強の生物”オーガの株が大暴落した瞬間だったんじゃないかな。